なぜ、日本語に特殊な癒しの力があるのか

美しい。

私はマヤ文明やマヤ暦にぜんぜん詳しくないので、このお祭の概要はわかりませんが、
ここで奏上されているのは「カタカムナ」の謡(うたい)の第63首。
センシティブな方々は、私なんかより感じられるのではないでしょうか。
この「謡」は、独特のヒビキと、波をもっていますね。

   
   へ サカル カムミ ウツシツミ
   ムネニ タナ マタ
   オクソギ タナ ココロ ノセ

こちらの木の花ファミリーさん以外でも、日本各地で、心身の養生のため、畑の作物のため、大学の研究室で特殊菌の培養のため、カタカムナの謡を実践している方々がいるそうです

中でもこの謡は、浄化に作用するらしく、2011年に福島で被災した方達が、カタカムナの専門家に、「放射線の被害を少しでも和らげたり、防いだりする方法はないですか」と求めたときも、こちらを勧められたそうです。

宇宙のヘリで盛んになっている、すべての源である渦状の粒子を、胸に集めて圧縮し、それがまた掌から全宇宙に広がっていく様子をあらわす うた

これをうたいながら家人をマッサージすると、3分ともたずにコロリ。すごいサッショー力です。自分のほうの体調は言うまでもなく^^
私でさえこうなのだから、優れた術者、セラピストがお使いになったら、どうなるんでしょう。

コツは「癒してあげよう」などと傲慢な気持ち(…なんだそうです)を持たないこと、「その人のあるがままに、あるべき姿に戻す」の気持ちでおこなうことだそうです。

「ムネニ タナマタ」=胸元に手指をあて、「オクソギ タナココロ ノセ」=奥襟にも掌をのせ そこからエネルギーを循環させる。そんな動作やイメージもよいみたいです。

もしできる方は、自分の直観のままに、オリジナルのリズム、節でうたわれてもよいそうです。


さて。最近、学ばせていただいてる「カタカムナ」学にかぎらず、よくある自国語礼賛主義 からも離れて、なお「日本語は特殊である」と言う方は多いですが、
その特殊性を「脳」の構造で説明している角田忠信博士という方のがあります。

音の認知

世界じゅうで、日本人と、モンゴルの人の一部だけが、このような脳の構造になっているらしい。(最近お友達になった、内モンゴル出身のムルンくんが、わかる!と言っていました)

◆左脳=言語脳。言葉や計算などの知的作業を分担する。
◆右脳=音楽脳。非言語音を感覚的にとらえるのに優れる。

ということは、よく知られていますが、興味深いことに、

西欧人は「虫や動物の声」「母音」「雨風や波の音」「和楽器の音」を、右脳(音楽脳)で、ただのノイズやサウンドとして処理するが、

日本人は、これらを左脳(言語脳)で処理するそうです。ドラムとか、そういう機械音は右脳で処理する。

つまり、日本人だけが、自然や動植物の発する音を、「声」や「ことば」として聞くことができる。

自然や動物の声は「母音」に似ているので、母音に、英語などにはない独特の意味を感じています。それは、日本の古代語が、母音の「ヒビキ」を重視していたことにつながります。

ということから(間のいくつかの考察は長くなりすぎるので省略しますが)逆の作用もあったことが考えられます。

つまり、他の外国の言語に比して「日本のことばは、自然や動植物のヒビキに作用、もしくは対話できる」可能性が高いということ。

思えば、日本人はとっくの昔から実践していたのですよね。

なにも超古代日本人、カタカムナ人といわなくても、田や畑の農作物に「暑いべ、水浴びすっべ」と話しかけ、大木や岩とみれば注連縄してパンパン拝む、日本のおじいちゃまおばあちゃま^^
欧米人なら、畑に邪魔な岩・木があれば、刈ってどかして焼き払って処理・・・でしょう。

西洋でも、太古の昔から、ことばによる術を使って、気象(や政治や医学や)に作用させようとした痕跡、というか実績はたくさんありますが、どうしても「制圧」とか「コントロール」「勝つ」が主意になるんですね。

上の引用記事によると、
「西洋では虫の音などは、不気味な場面に使いますね。これから人を殺しに行くとかそんな時です。虫の音は気持ち悪いんじゃないですか。日本人みたいに楽しんだりするのではないですね。外国では環境音としてただ流れているだけですね」

日本人が「調和の民」と言われるのは、このような特殊な脳の構造にあるのかもしれませんね。

うたいながら、暴風雨をなだめたり、人や自分をの病を癒したり、畑の作物と調和しながら育てたり、「まつりごと」をしたり・・・・が、とても、得意な民族だったのではないかと思います。

さて。
活火山帯のめざめ、温暖化、異常気象・・・それらはこれからが本番だろうと学者さん達はおっしゃいます。国会では怒号の中えらい法案が通過してゆく。

皆でこのような謡でもうたったら、冷静で調和した頭にもどって、雨の一滴、荒れの一滴の抑止力になるのではないか、そういうのを、集団的自衛っていうのじゃないの。
なんていったら、また平和ボケとかナントカ厨と言われてしまうかしら^^

『日本人の脳―脳の働きと東西の文化』角田忠信

¥2,700

↑上記の脳の図表は人に教えてもらったので、本書はまだ読んでいないのですが、この論のための実験方法など、詳しいことが書かれているそうです。

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