以前、愛情あふれるジュエリーサロン「石の花」について、記事にさせていただいたことがあります。
お慕いしていたこちらの社長ですが、実はこの時から僅か数か月後、亡くなってしまわれました。
最期にお会いしたとき、幾度も「ママに会いたい」「ママの所に行こうかな(笑)」と、おっしゃっていたので、少し引っかかっていましたが、まさか、本当に行かれるなんて。
このときに「あなたにお子さんは?」という話にもなって、「いません。妊活? いえいえ、もう産める年齢じゃないですよー」なんて言っていたら、
「うちも、ラブラブ過ぎたせいか、なかなか子供ができなくて悩んだの。でも駿台の浜田山病院に通ったら、やっとできた。明治時代から続く名門病院よ。あなたも行ってみたら」とおっしゃる。
結果的に、それが遺言となってしまいました。ですので気になって調べてみたのですが、「駿台」に「浜田山病院」というのは、存在しないのです。
社長め・・・・・。
と思いながら、すべてを放置していたある日、室生犀星の『杏っ子』という本を読んでいました。主人公の小説家・平四郎の父の心情と、娘の物語です。
杏っ子 (新潮文庫)/新潮社
¥907
おもしろいのだけど、皆さんのおっしゃる通り、文体がひどい・・・。こんなハチャメチャな日本語の大文豪って他にいらっしゃる? 自己流すぎる文体、それはそれは生き生きしていますが、
自分は、生き生きした無秩序に耐えられなくなって脳がショートし、うとうと眠ってしまいました。
すると、
「50」「もっと先」
夢の中? で、男の声で強い示唆(ビジョン)のようなものが。
脂汗が出て飛び起きました。気持ち悪い。
でも私は素直なので(笑)、さっきまで読んでいたもののこと?? と思い、ページをめくってみたら、
50ページ目は、関東大震災の4日目に、平四郎の娘が、「駿台」の「浜田病院」で生まれるシーンでした。
社長・・・・。「浜田病院」 じゃないですか^^
でも、とうに40を超えている自分に、なにができますかと、
その後も何も起こらないまま、アクションを起こさないまま、日々を通過してきました。
というより、「あともうひとつくらい“フシギ”が揃わないと、信じられない」。三つくらい出揃わないと納得しないわよと^^
◆
そうしているうちに、30代はあまり興味がなかったジュエリー類に、反応しはじめた最近ですが、
数日前、マルチアーティストの「ヒミキヨノ」さんという方に出会いました。
一流企業で商品開発をされていたこともある、キャリア女性ですが、一目で女惚れしてしまう、まろやかで素敵な人。ヒーラーさんでもありますが、「凄腕」がすぐにわかります。
現在は「HIMIKA」というジュエリーブランドも作っていらっしゃるのですが、これが繊細で愛らしくて、センスがよくて。
ふむふむ、いいねいいねとジュエリーを眺め、お話を聞いてみて、私に合いそうなネックレスを作っていただくことにしました。どういう所から石を仕入れるのですか? と尋ねたら、
「私が扱う素材のダイヤモンドは、原宿の“石の花”から、仕入れることが多いです」。
全身の毛がぶわっとなりました。あの、マニアックな、お店から? 三番目のフシギですか。
でも、私にはつい数日前、息子のように引力を感じる「甥っ子」ができたばかり。……。
ですので、自分に何か恩恵があるということでなく、この情報をシェアすることで、あるものが「欲しい」方へのヒントになるのかも?と思いました^^
それは浜田病院のことかもしれないし、キヨノさんのジュエリーのことかもしれない。どなたかに、何かの実りをもたらすのかもしれないなと。
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この週末はキヨノさんの新作ジュエリーのお披露目と、クリスタルボウル演奏会が、小さな談話室Sで開かれます。
何か、ピンと来られた方は、お気軽に、キヨノさんとその世界観あふれる宝石を、見にいらしてください。眺めるだけでも、楽しめると思います^^
こちらです—–
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