微熟女です。
かの偉大な人が亡くなってからというもの、Apple派でなかった私のような者までにわかに礼賛したい気持ちになっています。
ジョブス氏からどんな恩恵を受けたか? 皆さんのマネをして挙げると、私はiPod2機にiMac2台にG4…
ふだんはWinとアンドロイド派で、Apple製品を過去にこんなに買っていた自覚がなかったので、びっくりしました。
いつのまにか全世界の卓上に唐辛子をのっけたコロンブスより凄い気がします。
しかしスティーブ・ジョブズ氏の生涯をあまり知りませんでしたので、wikipediaを読みました。
そして不謹慎ですが人格破綻ぶりにまたびっくりしました。(ウィキペディアの解釈に沿えば)
Stay hungry, stay foolishとおっしゃるだけあります。だからあれだけ面白いものを世に送り出せてこられたのですね。
有名なスピーチ。私も保存しておきたいです。
コロンブスは“とある島”を発見したとき、そこの原住民が「剣や銃といったものを知らず、体格がよいので素晴らしい奴隷になるぞ」と書き残しました。
インディアンにとっては「コロンブス・デー」は、すばらしい文明開化の日であり、自分たちの伝統的習慣が消滅しはじめた日でもあります。
私たちもある意味でAppleの愛すべき奴隷と化しています^^
よく、一時代を築いた敏腕おじさまデザイナーが、
『近頃の若い者は、Macを駆使して何パターンもデザインを出してくるが似たようなものばかり。誰かのサルまねをするな。(おれたちなんかフリーハンドで独創的なあれやこれやを~…)」
とクダを巻かれるのを目にしますが、
Apple設立者も、それこそ「他人のサルまねで生きるなよ」という意味でStay hungry, stay foolishと鼓舞してくださったのだと思います。
サルまねしない生き方となると、傍目には我儘で破天荒で唯我独尊的で、そしてすばらしくクリエイティブな人生になってしまうのでしょう。
PCがないと長文原稿を書けなくなった私のようなライターも、サルまねでない生き方を考え直したいと思います。
◆
これだけの人類の叡智が56歳で逝去とは、早すぎます。
ジョブス夫妻は、共に熱心なヴィーガン(魚、肉はもちろん乳製品や卵も食べない究極の菜食主義者)であり、フルータリアン(果実主義者)としても知られていました。
私は今年の震災もきっかけで、ゆるめの菜食者になりましたが、その意味でも訃報にショックを受けました。
動物性たんぱく質の摂取をある程度おさえることによって、ガンの増殖を抑えることが知られていますが、結局膵臓ガンの進行は遅らせられなかったのか。環境因子や遺伝因子は避けられないのか。
それとも、ジョブズ氏がお肉をバクバク召し上がっていたら、もっと訃報が早く、私達はiPadの恩恵に浴することはなかったのか。
いくらか調べてところ、果糖をたくさん接種することは膵臓によくないとする論文をいくつか発見しました。
フルータリアンの推奨にならい、私もお昼の12時まではフルーツしか食べませんが、多くとも200g程度までにしています。たくさん食べるとかえって気持ちが悪くなるからです。
---古来、猿など私たちの祖先はローフードや木の実ばかり食べていたはずであり、そうしたものを食べていた時代には、心臓病もガンも肥満もなかった。であるから現代人も、動物性タンパク質の過剰摂取を一日50g程度に抑え、果物や野菜の摂取量を増やしたほうがよい。
↑というこの論は、とても理にかなっていると思います。
「Apple」事業にはそんなシンプルな生き方(食べ方)のポリシーも反映されていたと聞きます。
この全米ベストセラーを恐らくジョブス氏もお読みになっていたのではないか。
しかし、
現代人の膵臓は(特にかつてのジョブス氏のように肥満傾向にあった方)は、昔のご先祖様ほどインシュリン調整が利かなくなってしまっているのかもしれない。
だから人類は“リンゴ”を食べ過ぎてはいけないのかもしれない。
果たして?
◆
…13年前、いまの家人が初デートで買ってくれたライムグリーンのiMacはとても愛らしかったです。ジョブズ氏には、思い出とともに、このような宿題をいただいて心から感謝しています。
—–
コメントを残す