数年前からめまいに悩まされているそう。
貧血ということで鉄分を摂っておられるが、サプリでの鉄分補充はおすすめできないし、そもそも貧血症状は鉄分不足が原因ではなさそうです。
めまいはいつから?
思い出していただくと、「“妊活”をやめた後から」と。
ヒアリングを進めると、「母に申し訳ない」「母の意に沿えなかった」「常識から外れている」「母は結婚に反対だった」
その声と罪悪感は、幻聴のごとく、Aさんの耳から三半規管から、体を侵食しているようです。
Aさん自身は手堅いお仕事に就かれているが、Aさんの夫君は、特殊で繊細なアーティスト。
ふたりはとあるサークルで出会い、「音に惚れて」Aさんは結婚を決断。
音に惹かれる感性は、音に悩まされる。
いやな音、いやな声が体をむしばむ。
数秘とホロスコープを見せていただく………内海式根本療法(内海式精神構造分析)を学んでからこれらを施術に取り入れていますが、私の見立てはまだまだド素人。
それでも「ヒトは天の影響から外れるほど病みが増大する」ことに、毎日驚愕させられます。
タブレットを3枚並べてサインやハウスや角度をにらみつつ、これまでの施術クライアントの星を調べ直す…という地道な独学をしています。いっちょ前になるにはあと50年かかりそう
数秘では、ゴーイングマイウェイなOSがインストールされつつ、パートナーをサポートするのに向いていそうなエネルギー…
たとえば2ハウスにこんなサイン。そして、表れているサインも角度もどれもが…
お家のことでくよくよする星巡りはあるけれど、Aさんはとっくに道を選んでおられる。「常識どおり」でない、芸域を。
そのまま稀有なアーティストの夫君をサポートしつつ、二人の特技をいかして発展されたらよいのでは?
「えっ。離婚しなくていいんですか??」
「ご自分でもう決めておられるのではないでしょうか」
「この結婚でいいんですか!?!?」
施術中に10回くらい連呼しておられたAさん。なんでやねん。
この4年にも及ぶコロ珍騒動で、経済的にも弱られたという繊細なご主人(そういう方多いですよね)、
御母堂やご友人は、そんな夫とは離婚せえせえと圧をかける。そりゃあ目眩も起こるでしょう。
「この結婚でいいんですかーーーー!?!?」
叫ぶほどに、微妙にうきうきした声が混じるAさん。
惚れとるやん。
「えー。なんか、もう体が良くなってきた気がします」
それは良かったです。もう、CS60 は要らないんじゃないかと思いますが、取り敢えず触診器として扱わせて戴きます。
すると左側卵巣はまるで、はらわたと癒着するかのごとく詰まっている、固まっている、ほぐさないでと言う。
まるで産みたくなかったみたい、無理やり妊活したみたい。私もそうでした、30代。
別の形の、結晶を育まれるとよいのではないでしょうか。
夫君の特別な才能は、多くの人のヒーリングになりそうです。
珍コロで「社会の常識的な」仕事がうまく行かないなら、今こそ才能を使われるときでは。私を第一号のお客としていただけないでしょうか。
かくして、再会を期してお別れしたAさん。
今度はご夫婦二人でのお越しをお待ちしています。
お二人のセッションを、また当ブログで紹介させてください
人は、柵をはなれ、枷をはずし、檻からでて、既に掌中にあるものを認め、今持てるものをオモテに返せば、そうそう病まない。
施術なんか要らないのになあ… それが難しいんだなあ、
と毎日毎日、思い知らされます。
力づくの施術なんか要らない、たいていの人は「知恵の輪」みたいなものを「錠」と勘違いしているだけだから。
私も自分のことは見えていないのでしょうが、人の施錠のすきまを見つけるのは得意な方だと思います。
たぶん「施術をしない」と決めているから。
CS60を含め、あらゆる器具療法は対処療法であり、「道具」にすぎないから、自分は「道具」の先へ行く。
孤独になりますが、決めれば先へ行けると思います。
おまけ
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