チャーガ。ロシアのキノコについての考察

松葉茶に続き、チャーガ茶がコロナ対策としてブームらしい。
あのナカムラクリニックの中村先生も「ダントツ1位の抗酸化力を持っている」 ものとしてnoteに記されていた。この方はいつ寝てらっしゃるんだろう。
シベリア霊芝、森のダイヤモンド…さまざまな美辞麗句で称えられる稀少なキノコです。
🤔が?
うちではご存じのように開店当初の3年前からクライアントさん、特にガーン(躍起法ムキー。以下症状、病名は脳内変換してください)の方たちにこれをご提供してきまして、
結果、私見ですが、この抗酸化作用の強いキノコは誰にでもお勧めできる訳ではないと思うようになりました。
きのこ
小学校のころ北海道に住んでいたので、「貴婦人」ことシラカバの、上品なお汁をナマで味わったことがあります。というか殆ど味はしなかった。ほんのりとファジーな甘みと舌感…言ってみたらホエーみたいな感じ。
で、チャガ(北海道人にとっては“チャガ”よね)、というキノコは、この貴婦人に寄生して栄養分を吸い尽くし、しわくちゃの姿に枯らすので、「白樺のガン」とか吸血鬼と呼ばれる。
寄生してる姿は(道東に少しあるのです!)、まさにドラキュラのうんこ。
このうんこ…もといキノコが、悪性腫瘍をはじめ、各種感染症、糖尿、皮膚炎、胃腸炎、高血圧、さまざまな症状に効くというので、ロシアっ子には民間薬として重宝されているのだけど、
(でも先日お会いしたギャル2人はそんなの飲まなーいと言っていた)
日本人の体質にはどうかな🤔 

ここにマルクスなど学ぶ学生が必ず読まされる、ソルジェニーツィン作『ガン病棟』という重厚なロシア小説がありまして、
医療小説、体制批判、ロマンス譚、そして語り手の意識を明確に区切らない群像劇として読める……生と死、光と陰、自由と抑圧、そしてえんえんえんえんと続く病室・病状の描写、それでも生きざるを得ない人間の性を顕にする、ギガ・ロシア丼でして、こんな時代に生きるすべての医療家や健康家、いえ、あらゆる思索家におすすめの作品ですが、
ここにチャガが登場します。「お茶代わりに飲んできたロシア百姓はガンにかからない」という一文が、盛んにSNSでも引用されていますが、
個人的には、ロシア人と日本人の、思想や体質、遺伝子の違いまたは同一、というような比較文化論、比較解剖学論?としても読めました。
氷点下数十度の冬を過ごす人たちを取り巻く社会…を拡張する植生、動物生態、資源、環境からの食文化遺産(脂、塩、肉、糖の描写!)。そこに根付く身体性、遺伝子と日本人のそれの多くは異なると思わざるを得なかった。悩みは共通かもしれませんが。
きのこ
じゃあ、どんな方なら、チャガがおすすめであるかと思ったか、
これもあくまで私見だけれど、アーユルベーダでいうカパの方がバランスを崩して腫瘍だらけの状態とか、ケロイド体質とか、シベリア経由のアイヌ系遺伝子の持ち主とか↓

そういう方々は、チャガによって作用がもたらされるように見えました。
ガーン等、病後で衰弱したときの滋養にもなるとも言いますが、これもベースの体質や遺伝子によるのでは。
もともと東洋医学でいう気虚、血虚みたいな貧弱でエネルギー不足な人(私です)、かつヴァータ状態の人間が、チャガをがぶがぶ飲むと、
「必要な栄養も持って行かれるみたい」とか「出るものが出過ぎる?(私)」とか、「かさつく?」とか、からだのエネルギーが逆に出ていってしまう感覚もしばしば。
チャガに副作用はないと言われているけれど、どうかなあ、
感染症(風邪)への予防作用を感じたというお声も当店では少なかったんです。あくまでも個人サロンのn=30程度の体験談です。
きのこ
栄養豊富な「貴婦人」のエネルギーを吸い尽くす、吸血鬼チャガのありようを、ホメオパシー的に考えれば、いくつかのマイナスの可能性も思い浮かぶんです。
自分はエネルギー(不純物もふくめ)が有り余っている身体か?
酸化すべき時に、ある種の抗酸化物質を摂りすぎていないか?
そして、
これだけ作用の強い菌類を身体に入れれば、代謝エネルギーとしてかなりのリソースを割いていないか?
いろいろ試した結果、自分は秋~冬、ブルーウイークにともなう浮腫や嚢胞の痛み、張りを感じる時などに数日間、飲用しています。
きのこ
さて。それでもチャーガを飲んでみたい!という方に。
私はかつて「さくら●貿易株式会社」さんから買い付けることが多かったです。
社員さんと何度かやりとりしましたが、廉価で品質よく、良心的な会社だと感
じました。そしてなんとも素朴なサイト。
リンクしませんがすぐ検索できると思います。

昨年の夏、シャスティカのYasuko さんに「チャイ&チャーガ」ブレンドを作ってもらってからは、しゅようや血せんが心配なクライアントに、術後サーブしたり、分けてあげています。必要ない方のほうが多いので、弊社でのストア販売はしないです。
きのこ
さて、ブームといえば、やはり気をつけたいのがイベルメクチン。今も多くの方にすすめられるんですが、
会社の歴史、製造ラインナップをしれば…。世界中からブーイングを食らった、あのトンデモ薬も出てきましたね。そしてやっぱり出てきたビッグテックの関与。調べてくれた、聡明な研究者の方々に感謝します。
誰かが出してくれた科学データから見えるのは「ただいま可視化できる数字」。
そうではなく、世界中の人々が欲しがっている特定のお薬に、ビッグテックはどう関与するか。あるいは既にしたか。
そもそもコロナ騒動のからくりを見破ったはずの方がなぜこれがウイルスに作用できると思うのか。
ここからの数字が「看える」、そしてパズルを組み立てるのが今後の“科学”なんだろうなと思います。パズル下手でおっちょこちょいの自分は危ないです。
きのこ
鉄ぶん~も、昨年から、控えたほうがいいのではとクライアントさんにお伝えしてきましたが、どうも説明が下手でご納得いただけたかどうか。これも上記のナカムラ先生がうまいこと説明してくれました。「デマから事実へ」 
鉄ぶん~が足らないから足すんじゃなくて、足らなくて困る身体にならないようパズルすべきだろうなと思います。でないと、いつまでたってもデータ依存や栄養解析どまりになってしまう。

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