芥川賞候補と、マイナス√2の癒し

第161回芥川賞候補が発表されました。
私のお友達の、大切な人がノミネートされた。まじか。
 
ふだん落ち着いている友達が、「うわーー」という叫び声のみの、メッセージをくれた。
 
このところ、医療の本しか入ってなくて色気のなかった私の頭にも、カーーンと鐘が鳴った。
 
施術もよく受けてくれる、そのお友達はずっと年下だけれど、
「あの歌に出てきた、港町のレストランに行きませんか」、なんて誘い方をしてくれて、私の乾いた脳をときどき濡らしてくれるんです。
 
 

 

 
 
そんな私は、ちょうど、友人とその大切な人に、インスピレーションを受けたものを書きはじめたところで🤣
 
そしてその小説の師匠・根本先生の教え子からも、またノミネートをされた方がいて🤣
 
おもしろすぎる。私以外の誰もおもしろくないかもしれないけど。こんなことって、生きてると、あるのね。
 
 
ところで、
 
よい(と、私が思う)医師や治療家の医療行為には、どこかに文学的な要素があって、よい文学作品と言われるものは、知らず、たくさんの読者をセラピーしているように思う。
 
尊敬するこちらの医師が、ホメオパシーとは「Art & Science」だとおっしゃっている。
 
ホメオパシーに限らず、腕利きの医療家って、例えば、
わんわん泣いている患者に大きなこうもり傘をかぶせて、
 
「あなたの雨を止める薬が、今日はないので、これを持ち帰りなさい」
 
みたいな。色気というか、ユーモアというか、のりしろというか、マイナス√2というか、そんなところがあるんじゃないかと思う。サイエンスの外側に。
 
治癒を極めようとすると、マイナスルート2のようなもの、文学のようなものでしか表せない領域がある。それを知っている治療家たちは、やっぱり、奥が深いんじゃないかと思う。
 

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