スタッフの青木ポンチです。
北日本新聞、先月は「ビブリオバトル」について掲載いただきました。
ビブリオバトルとは、「これをおすすめしたい!」という推し本を参加者が持ち寄り、どんなに面白いかをアドリブで5分間アピールする、「書評-1グランプリ」みたいなもの。
本好きの間では“フットサル感覚”の書評ゲームとして愛されています。
取材したのは、高校生の全国大会決勝戦。約500人の聴衆でエキサイトしました。
図書委員のスピーチ大会みたいのを想像していたら
……これは。バトルだ、エンタメだ。
元ネタが「好きな本」ということで(マンガもあり、趣味趣向なんでもあり…)
ビジネスプレゼンな感じではなく、「この本面白いんですよぉ~、えへへ」と、話者も聴衆もゆるく共体験する感じ。
「どこをどう面白がらせるか」だけの芸をアドリブ(レジュメなし)で競い合う、エンタメ性の高いゲームです。大喜利を見る感覚にも近いかも。
優勝者の阿部希望さん。「えと…えと…」とやや上ずった素朴なトークが、逆に聴衆の心に刺さっていたようです。
阿部さんおすすめの筒井康隆氏の『残像に口紅を』は、「あ」から五十音が一文字ずつ消えていってしまう世界で右往左往する小説家を描いたSF作品。
「小説のラスト2ページになると、使える言葉が『が』と『ん』しか残っていません。そんな状態で、作者はどうオチをつけたのでしょう?・・・ついてるんです、これが!」
という阿部さんの語りに乗せられ、まんまとイベント後に本を購入してしまいました。
もちろん、聴衆(参加者)はいっさい本を読んでなくてOK。大会では、聴衆もこんなふうにお祭りノリで採点に参加していました。
これはぜひ『小さな談話室S』てもやってみたい。・・もうちょっと、アダルト風に。
というわけで、
“大人の”書評ゲームということで、参加費(1000円×バトラー人数分)をバトル優勝者への賞金としたいと思います。
本(今回は文庫シバリで)は、皆でプレゼント交換しあいましょう。
本好きな人も、ただしゃべりたい人も、
あなたのおすすめ一冊を抱えて、金曜夜の代々木上原まで遊びに来てください。
(ただ聴衆として参加したい人もOK)
【日時】2016年4月15日(金) 19:00~21:00 ※終了後、別途飲みあり
【場所】小さな談話室S(渋谷区西原3-18-5-303/代々木上原駅より徒歩1分)
【料金】1000円(当日現金払い=そのまま賭け金となります)
【人数】6人まで
【ルール】
①参加者は各自、紹介したい本を1冊持参します
(今回は「文庫本」でお願いします。 古本でも新刊でもOK)
②1人5分間ずつ、本の魅力を自由に話します(ストップウォッチでカウント!)
③5分経過後、さらに3分間の、質疑応答タイムを設けます
④全員の発表後、参加者全員による投票で優勝者を決めます
【申込み・問合せ】
以下のメール、またはFBイベントページよりお願いします。
(見学希望の方は「見学」とお書きください)。
→ tar@studiopocket.com
ちなみに松竹芸能さんによる「お笑いビブリオバトル」。
優勝者の「カモシダせぶん」さんは、書店バイトさんでもあるとか。
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