「F1」をごぞんじでしょうか。えっちな意味とかメディア用語ではありません。いま、日本に出回っているほとんどの野菜は「F1種」というものだと云われます。
F1とは人工的な交配によって作られた新品種の一代目。メンデルさんの法則でいえば、「ある優性」のオヤ×オヤをかけあわせて出来た、ハイブリッドです。
このハイブリッドちゃんは一代限りで、子どもができない、できにくい。できたとしても一代目より劣性の性質をもち、ほぼ命の循環はないと云う。
放射線をあびせて「突然変異」を起こさせたり、細胞同士を強引にくっつけて「細胞融合」させたりして、自然の状態では交じり合うことのない品種同士から、新しい品種をつくり出すことも多いようです。
それらは、在来種や原種ではありえないほど色つやが良かったり成長が早かったり沢山の実ができたり形や大きさが均一だったり甘くて柔らかかったりするので、大量生産&流通には好都合。
「昔」の野菜の味を知るおじいちゃん おばあちゃんは「味がなくなった」と、ぶうぶうおっしゃいますが、F1はバイオテクノロジーの大成功とされました。
これらはガソリン(肥料)もたくさん欲しがるように作られています。化学肥料を投与すれば、ハイブリッドちゃんはすくすく育つが、しかし、雑草もすくすく育つ。
ですから除草剤も大量に投与せざるを得ない。すると土壌の汚染、劣化、病害虫の繁殖・・・翌年はもっと優れたハイブリッドの種を買わねば・・・そんなループになっていきます。種苗会社は、特定の病気や農薬に強い野菜の種を開発していけば、儲かる。
あれ、これは2011~2012年頃の、モンサント社に関する騒ぎに、デ・ジャブ感がありませんか。
モンサント社の所業は、あまりにも沢山の人に知れ渡ったので、「遺伝子組み換え作物は、食べたくない!」という方は多いですが、
現在「オーガニック」として、私なんかが喜んで購入している野菜も、F1種が多いと云われます。有機は有機でありがたいけれど、ホントの本来の生命力は・・・?
◆F1のタネは、人間の「タネ」力に、はたして影響しないのか?
◆農家さんが毎年、「F1のタネ」を買わざるを得ないなら、「原種」「在来種」「固定種」という、代々のタネはどうなるか。
◆企業の開発者はもちろん、こうした事を何十年も前から「知っている」人は多かったはずなのに、なぜ露呈が遅れたか。なぜF1種のことが「今」、これだけ騒がれるようになったのか?
などなど、いろいろな疑問が浮かびます。F1を「不妊植物」というジャーナリストも。
私は、「古代米を食べると、ほんまにカラダが調子よくなんでー」と、パラマキ農法のおにいちゃんに伺ってから、古代米とか在来のお宝野菜をまとめて入手したいけど、どこでどう見分けたらいいのかわからなかったんです。
そうしたら・・・こちらオーガニッククリエイター山本由紀ちゃんが、
タネ マスターを招いてのお話会&秘宝野菜のランチ&マルシェ(販売)を主催してくださるというではありませんか。
しかも在来・固定種などお宝野菜&米の入手先リスト付き。
\(^o^)/バンジャーイ
★8月30日(土) 10時半~14時(ランチ会&ワークを含む) 「小さな談話室S」にて
(料金5000円)限定10名様
*お申込みは、こちら山本由紀氏ブログ「生命力がアップする食べ物と種の話」の中にお申込フォームがあります!
【話し手】片岡靖喜さん
(東京・久米川で固定種野菜のこだわりレストラン『たねかふぇ』を運営)
細身×眼鏡のインテリさんを想像してたら、「とったど~!」的な方でした( ´艸`)
【お話の内容 本編】
●農家は、なぜ毎年種を買わなくてはいけない?
●日本の野菜の種は「外国産」!?
●種の採れない野菜を食べ続けると、人間のカラダはどうなる?
●生命力がアップする食べ物とは?
●できることからはじめよう(お野菜選びのポイントと購入先紹介)
●ナチュラルシードマイスターとは?
【番外編】
●A5ランクの霜降り肉は、実はこうやって作る
●芸能人は知っている。自家採種の栽培こだわるあの大女優たち
●種からパワー溢れる食材がいっぱい「たねかふぇ」の紹介
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