このドキュメンタリーがヤバい!2012

スタッフの青木ポンチです。

安倍さん まさかの原発新設? の呆然から立ち直って、毎年恒例の(勝手に)回顧記事を粛々と書きます。

まず「今年の漢字」
「金」はないな~。五輪のある4年ごとに「金」が浮上するのでしょうか。
僕としては明らかに「反」。反原発、反TPP、反増税、反日…ごちゃ混ぜですが、一般市民が体制に「否」と言い始めたこと自体、大収穫ではないでしょうか。

そして「流行語大賞」
「ワイルドだろぉ~」みたいに、芸人一発ギャグを大賞にするのはそろそろ寂しい。
これこそ「あなたとは違うんです」(福田康夫元首相)のように、公の立場の人がポロリとこぼした“偶然の産物フレーズ”こそ拾ってほしいです。

TVドラマの年間ベストは問答無用で(勝手に)『カーネーション』『平清盛』の2強、そして主演賞も尾野真千子松山ケンイチ以外ないでしょう。
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このドキュメンタリーがヤバイ!とうなったものも豊作でした。

【TV編】

3)『原発アイドル』
脱原発アイドルとして活動中の、「制服向上委員会」のメンバーに1年間密着。再稼動のうねりと共に「揺れる」アイドルの姿が、日本社会の写し絵のようでした。
福島から加入した新メンバーが(原発について尋ねられて)「げ、げ原発…げんぱつ…原発、ですよね…?」と戸惑うところに瞠目。だよね。かわいい女子中学生が考えることじゃないよね。

2)『放射線を浴びたX年後』

全政治家、全官僚、全企業家、国民必見。
教科書必出の第五福竜丸以外に、水爆実験の後遺症に苦しみ、物言わず亡くなっていった漁師さんたちが多数いたことに愕然。
当時、洋上でボンボコ核実験のキノコ雲を咲かせていたアメリカら核保有国。その横暴さと無自覚な汚染ぶり(福島以上かも)を知るにつけ、言葉を失います。

1)『戦場に咲いた小さな花 山本美香という生き方』

シリア内戦で亡くなられたジャーナリスト山本美香さん。実際に仕事をご一緒したご縁は抜きにしても、山本さんの魂と番組スタッフの熱意がひしひしと伝わってくる会心作。
美香さんの遺した言葉を流行語ではなく普遍のメッセージとして、改憲(徴兵制って…)に突き進む全自民党関係者は刻み込んでほしいです(ノーカット動画です)。

【映画編】

3)『モンサントの不自然な食べもの』

国際遺伝子マフィア「モンサント社」の、農家つぶしの手口に戦慄。

2)『容疑者ホアキン・フェニックス』
 
 「リバー・フェニックスの弟」→「濃い顔の演技派」という印象しかなかったホアキンですが、本作の暴走ぶりに好感度急上昇。
“モキュメンタリー”と呼ばれるもので、「アカデミー賞俳優がラッパーに転身」というワイドショー的展開を、喜々として演じて周囲を翻弄するホアキンくんです。

1)『祈り サムシンググレートとの対話』

2013年への「希望」に満ちたエポックメイキングな作品。説明するより、とにかく見て、感じるしかないスピ・メッセージの宝庫。「神は細部(=遺伝子)に宿る」
…この映画に共鳴するかスルーするかで、今後の生き方が変わる、そんな分水嶺的作品かもしれません。—–


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