微熟女です。
昨日、代々木公園そばで目撃しました。「増税(消費税)反対!」幸福実現党のデモです。近年、この方たちの勢力が拡大していることにお気づきの方はいるでしょうか。
国の、ちょっとおかしい政策(と私は思う)を牽制されることは良いと思います。
震災直後は「復興税」なども、一時的にやむなしと思いましたが、よく調べれば、増税などしなくても、政府は使えるお金を十分に持っています。
「840兆円の赤字国債、借金大国ニッポン」という言葉で目くらましして、疲れた国民をこれ以上疲弊させる政策をとられないよう、気をつけたいものです。日本は、米国のような財政危機には、陥りません。
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3,11以降、治政者に国を任せっぱなしでは大変だと皆がわかったので市民運動は盛んに起こっています。
が、どうしてもアラブ諸国のような巨大蜂起には至りません。(アラブの春も、どうやら米国が巧妙に仕掛けたフェイスブック作戦による、ようですが)
本当に我慢強く品のよい日本人なわけですが、ディベートはともかく、ディスカッションしない民族性は、これからの時代は危険だと思います。
しかし個々に意見を聞くと、すごく知識と意見をもっておられ、頭の中では理論武装されている。
ですので巨大蜂起しなくてもいいから、大きな意志の集結として、原子力の扱いについては、「原発国民投票」をなるべく早く採択すべきと思います。
「原発国民投票」は、「推進か」「反対か」を問うものではなく、「原発の行く末をどうするか、国民が採択権を得る」ための投票。
3.11は、明治維新、そして太平洋戦争につぐ第3のターニングポイントだと私は思いますが、今の政治は、実質的には間接民主主義にすらなっていないこと、皆さんも実感されているのではないでしょうか。
この「国民投票」に対し、「政府」は反論しているわけです。
なんと言っているか。
反論①……多くの国民は、原発のしくみもわからぬ素人なので、投票する力がない。
反論②……そのようなザックリした投票をおこなうと「脱原発」か「推進か」という単純な2元論になり、繊細な政策が取れない。
私たちはそんなおバカさんなのでしょうか。
「原発投票」するということになれば、私たちだってそれなりに勉強します。そうして考えた結果が、政治家の判断より必ず劣ると、言いきれるでしょうか。
二元論がよくないなら、設問を高次元でつくり、さまざまな前提条件や注釈をつけた草案をつくればいいのではないでしょうか。
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●たとえば私は、早急な「完全原発撤退」はかえって国民を危険にさらすと思います。放射性廃棄物の処理問題があるかぎり、その研究と技術に支障が出てはいけない。わずかな研究炉のみ稼働可能にしておくべきだと思います(それも、向こう数十年のみ)
●日本が「完全脱原発」しても、アジアの国々が原子炉を保有する限り、大きな危険性があるわけですが、いざ海の向こうで爆発が起こった際に「うちの国は原子力研究をやめたので、何が起きているのか分析できませんー」と言うのでしょうか。
●近い将来、放射性廃棄物の毒性を抑えて処理できると主張するなら、その核のゴミを東京に格納したらどうなんでしょう。
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国民投票しようと言っても、「じつは自分、原子炉のしくみとか、いまだにわからないし、実はベクレルとシーベルトの違いも。……今さら言えないのですけど」、という方も多いのでは。
私もそうでした。でも仕事柄、「バカ(私)でもわかる原発のしくみ」を教えてくれる媒体を探すのは得意です!
いろいろ当たった中で、特にオススメはこちら。
75分眺めるだけで「原発のいろは」をまるっと網羅できます。
つづけます^^
【さらに楽しまれたい方は、押してくれたら1杯】
おごるかも
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