(旧mixiより抜粋)
ホームレスキーパー日記№5 こちらのつづき
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ホームレスキーパー・テルちゃんが、徐々に、社会人として再生しかけている気がします。
一所懸命、清掃会社のチラシを集め、うちから電話しています。しかしまだ「社会」と上手に対話できないので、
「あの、あの、わたし、ぼしゅう・・・・・・。(焦。ガチャ)」
「テルちゃん、女子高生じゃないんだから。 それじゃイタ電だと思われちゃうよ・・・・」
そんな彼女ですが、十五夜の晩には、私に「月を見ました?」とうながしてくれました。
お弁当の容器は「可燃ごみ」で処理されるようになったと注意してくれました。PCもがんばって、3行日記が書けるようになりました。
それでも家族の話題に触れるとすぐ泣いちゃうテルちゃんですが、励ましたら、勇気を出してくれて、ついに家族と連絡をとれました。
「私も自立して、今は仕事をもっているからって、話せたの」
家族は、テルちゃんが路上で暮らしていたことを知って、驚いたそうですが、受け入れにあたっては、しばらく慎重に話し合いたいそうです。
話し合い?
「不可」になる可能性があるってこと?
もうすぐ冬が来ます。よそ様の家庭にどうこう言う筋合いはないけど、もう寒空の下に、65歳を送り出すのはいやなんだ。 焦ります。
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