大腸(がん)からのメッセージ

 
施術メモです。
 
海外の方や海外在住の長い方は、ご本人の性格は別として、言葉や意見が明確で、施術の方針が立ちやすいと思うことがあります。
 
先日いらした、在米20年以上のMさん(大腸がんステージII b)も意思がハッキリされていました。
 
症状についての説明も「いつ頃からなんだか疲れた…」というより、「いついつ、○○の作業をしていたsitueitionで、尋常でなくexhaustな感じがした」
 
とても深刻なのにルー大柴氏を思い浮かべてしまいましたが(古い)、こう表現されると情報がピンポイントで刺さる気がします。SVOC的な英語構文の方が、治療の方向性をロジカルに考えるのに向いてるのかも。
 
 
 
 

これはまた別の方
 
*問診票には、東洋医学的な概念は和語で、臓器や組織の直截的な反応は英語で記しています。
 
後から考察できる材料が増えるといいなと思って書いてるんだけど、マイルールを盛り込みすぎると後で混乱。
自分で書いたはずの英語がわからなくなって検索してみたり。
用心深く獲物を分散しておいて、後で忘れるトリみたいな感じですね。🐦🐔
 
 
そんな鳥あたまに対し、クライアントの自己分析は、しっかりしていました。
 
 
 
Mさんのおいたちの自己分析
幼少時、大事件。両親が不在に。以後、身内による長年の虐め。そこに植え付けられた根強いメンタル。
長じて、がむしゃらに働かねばならぬ思考。ワーカホリック。成果を出さねば評価されない。辛くても我慢。麻痺。
 
*彼女は人事的な業務をしてらっしゃいましたが、抱えていた案件数を聞いて息をのみました。年間1500件。一人の人間がこなせるタスクを越えている。
 
 
 
Mさんの「疾病利益」の自己分析
大腸がんにならないと、仕事を休めなかった。ループから抜け出せなかった。病気になりたかったのかもしれない。
 
 
なぜ、子宮でもなく肝臓でも肺でもなく大腸がんになったと思うか?
「蓄積」したかったから。排出できない。出したくない。溜め込んでいたかった。
椅子に安心して座れない。「据わりがわるい」ーーそういうメッセージが必要だったかもしれない。
 
 
 
なぜそれを溜め込む必要があったと思いますか。
「無価値」「自分は取るに足らない存在」ーー自己評価が低いから。
 
自己評価の低さは何に起因すると思われますか?
両親の事件と、それ以後の身内による虐待と関係があると思う。
 
 
*ここまで、初回カウンセリングとしてはいっぱい。
非常に苦痛の様子を見せながら、汗も涙も振りしぼり、ここまで話すことができたMさんは豪胆だと思いました。
 
治癒に向かうには、さらに一段下の階層に降りる必要があると思いますが、このクライアントなら可能だと思いました。
 
 
 
 
【Mさんについての施術メモ】
*(メモ)直腸(肛門付近)の疾患≒生殖器の反射区、
第1チャクラ。
上前歯1〜2番の問題←虐待(第1チャクラ)
(肺との対応で)罪悪感ーーー肺でなく腸に出ている。
 
 
 
ちなみに余談ーーー過敏性大腸炎のメッセージ
ブツブツ。不満、文句でいっぱい。自分は被害者である。
モヤモヤした想い(ガス)が充満。訴えたいことがいっぱい。メール文章が長い。
中医学では過敏性大腸炎は肝脾不調ーー肝のうつーーストレスで肝気が上昇せず脾を侵している。
 
 
 
Mさんの望む医療的治療のベクトル
現状は標準治療は受けたくない。ストマは現状では拒否。
 
*ちな、私は医療全否定派でないです。たまに、手術や薬剤治療をされた方が良いのでは思う場合もあります。
以前、シェディングらしき原因で、48時間ほどで直径7cmの腫瘍がお尻にできた時は、速攻で整形外科に飛び込んで切っていただきました。
 
 
*大腸がんもちの方がよく読んでいるこちら。春菊先生からパワーを貰えます。

 

 

 

 
 
 
Mさんの今後の目標
健康を取り戻してハワイに移住し、セラピー施設を開き、ダイレクトに人を助ける仕事をしたい。
 
明快だ!
私は今の学校を卒業してライセンスを取ったら、海外に渡りたいと思っていますが、
その前に、Mさんと一緒にハワイでコラボさせて戴く映像が浮かびました。
 
しかし、さらなる目標が必要だと思いました。
自己犠牲的な思考が、病気の一因でありながら、まだ「人を助けたい」と仰る。いや、仰っていいのですけど、もっと「我が・まま」な目標がないと、治癒には向かいづらいと思う。価値観の反転。
 
これはセラピストにも突きつけられることで、私は「Mさんを助けたい」という表面的、偽善的な意識にしかアプローチできないなら、助けることはできないんです。
 
自分の施術の無価値さ、クライアントの無価値感を受け止められるか。
 
クライアントの姿は、自分の姿だと認められるか。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
療法メモ
・彼女の症状と生体電流療法は相性が良さそう。
・ホメオパシー……腸のsulph.  喪失のまま海をわたったIgn.   そしてStaph.
・ケイシー療法のひまし油もいいが、逐一温熱する手間が煩雑なら、シャスティカのStジョーンズワートのひまし油抽出。内臓まで素早く浸透。
 
・お釈迦様の種も…特に胃腸、肝臓、婦人科。毒消し。
 
 
「種」について、とてもわかりやすくまとめておられる記事を拝見しました。さすが金玉さん。 

 

 

 
泣いて生まれてきたけれど muragon版 – ムラゴンブログ
 
 
こちらはナカムラクリニック中村先生のnote 
『ビワの種と癌』

 

 

 

 
 
 
 

あとお見苦しくも、こちらもお勧め。

 
仙骨や腰まわりの症状がつらい方に。
施術中に腰につけていると「その円盤は何ですか」とよく聞かれますが正体はこれです。
研究してみましたが、腰付け温活ならこの付け位置が絶妙かと思います。少し肌に触れさせる。
 
付けているだけで腰回りがポカポカする遠赤外線作用、そして(−)電気の取り込み。ハッピー温活医師のまきちゃん先生 から購入しましたよ。
 
 

 
ポーチで使用する方が多いようですが、ダイレクトに紐で括りつけ、肌に触れさせるとより良い気がするの。
綿や麻紐もいいし、色とりどりの絹の帯ひもを付け替えると気分も上がります。帯紐なので脇にスンと仕舞えば垂れ下がらない🎀
 
しかし夏場は紐の取り付けすら億劫なので、直接お腰やお胸に入れています。 落ちそうだけど。
 
お風呂に入れて温活したり、お鍋やお釜に入れて食材を変身させるにもいい〜。また工夫してみます。
 
 
 
 
 
*おまけ
カウンセリングのベースとして内海式精神構造分析の手法を使わせていただいてます。
 
あらゆる精神カウンセリングの中で、端的に合理的に深くクライアントの深層にアプローチできる手法だと思う。
FBでときどき受講生を募集しているので、関心ある方は、ぜひ一生に一度は受けてみてほしいです💡
 
 
内海式によってひん剥かれた仲間の例

 

 
↑この総合分析の前に、
 
前情報ゼロ、カウンセリングもゼロで、無言でCS60を10分間施し
どこまで精神領域にアプローチできるか?
 
という実験をさせられました。
 
*いつも心がけてます器具を聴診器として(心身)使うこと。
繊細でいるためには「強い」器具は使わないほうがいい、手を鍛えよう〜
 
 
しかし残念ながら、無言の10分間では、上の「ひん剥き」の1/10にも辿り着けたかどうか。
お母様のことだけ読み取れました。侘、寂、不甲斐なさ。

 
 
 
 
修行が足りませんが、伸びしろいっぱいで、がんばります。💡
 
 
 
 

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