今日、私は人魚になった。
人魚いうて、こっちじゃなくて、
こっち寄りやけど。
ですが、体重を過少申告したら、肉が挟まれて痛いの痛くないのって。スーツの一部やぶけました(劣化してたからとインストラクタに慰められましたが…)。うそ申告をしちゃだめだ。
しかし海に飛び込んでしまえば、どってことないさ。
アオウミガメさんがずっと傍でリードしてくれました。
こんなことってある??
感激して、いつのまにか水中でサイレントで号泣していました。
みるみる涙と鼻水と海水が逆流し、激痛
溺…溺レル…。。。
ちょっと死を意識したわ。
ダイバーって何が楽しいん……って長年思っていたけど、おまえこそ、なんでこれを知らずにこの世を生きとったんじゃ。
アオウミガメって、その手足で海底をパフパフしては、巻き上がる線虫や小エビなど3万匹以上のヒッチハイカーを甲羅に乗っけて、一日何十~何百キロも移動するんですって。
いわば移動レストランでもあります。小魚たちがヤアヤアとやってきては、そのミクロの甲殻類を食べ、お礼がわりに、床(甲羅)にくっついた藻やカビを掃除してゆくんだって。
完璧な食物連鎖。循環。輪⭕
しかと、この目で見届けました。
これが私の見た、命の五輪。
ここでは毎日のように海中のファンファーレが鳴り響き、無観客どころか、サンゴの客席は満席、スタッフ総動員、選手村は満艦飾です。
そういうわけで。
なんとなく、そうかな…? と思っていたけれど、いま著名人が多く来島しているのは理由があって、
海外に行けないから、ということもありますが、羽田から50分でひとっ飛びのこの島に、皆さん、“吉を取りに”来ているのだという。
と、おっしゃるのはローカルガイド・Aさん。今回はこの強力な助っ人に、秘所をいくつか案内していただきました。
島民によれば30年前からAさんはこのスタイルが全く変わっていない、八丈島の生き字引き。
私がちょっと「島独自の野草、秘草に興味がありまして…」と言ったら、
1時間ノンストップで、100種類以上の地場植物について解説してくださいました。ちょっと気が遠くなったよ。
でも樹齢1万年超えもあるという「竜血樹」……その赤い樹液は奇跡のエッセンスとして重宝される…などという話には、覚醒。
竜血樹はこの島か、沖縄でしか見られないそうです。
そんな八丈島のエナジースポットというと、まず多くの方はU神社を目指すそうで、
かの延喜式神名帳(醍醐天皇マター&藤原氏EDIT)にも記載されている、大変古式ゆかしい神社ですが、
たいていの方は本殿に拝礼、そして樹齢1000年近いとも言われるソテツを拝んで終了してしまわれる。
このソテツ群、たしかにパワフルですが、やや混沌の気配も。 私には、人々の積年の祈願や厄祓いの気が、溜まっているように感じました。
(そのとおり!と後日、島の特殊能力者Bさんに言われました)
でも、天然ソテツにはそれだけの浄化機能があるということか。
足元の雑草達がそれを手伝っています。雑草なんて本当はひとつもないんですよね。
しかし、それだけじゃねえよとローカルAさんは仰るわけです。
手をかざしてみると、位置によっては、温風のようなものを感じる。「みんなこの“気”を取りに来るんだよ」とAさん。
感じやすい方は、木の近くに立つだけで、おわっっと震えるそうです。
こちらは「キリシタン灯籠」と呼ばれ、柱を十字架に見立てたという織部灯篭。
隠れキリシタンとは関係がない、と断り書きをしているサイトもありますが、なぜかこれをひっそり見にくる芸能人たちが後を断たないそうです。面白いですね。
穿った窪みの脇に、薄く掘られた十字架。写っているかな。
見える人には見えるよとAさんにテストされて、目を凝らしたらうっすらと…。
それらはショックな話でありますし、
しかもこのBさんという方の治療力は「日本の治療家300選」に入る(勝手なリスト)と、家人と意気投合したレベル。
これはクシロ薬局、S県T薬局より勝る感動かもしれません。
西洋医学知識と、日本伝統医療と、フラワーレメディ数百種と、霊力の駆使。生き霊まで抜いてくださって、
しかも5時間に渡る施術で、4000円です…とおっしゃった。
本物はお金取らない。またこういう人に出会ってしまいました。
平身低頭、お願いして万札を受け取って戴きましたが。
一体どう記していいものやら、興奮がおさまったら、書ける範囲内で、書かせていただきます。
旅先の施術は本当に本当に楽しい。綺麗な景色と、人との出逢いと、学びと遊び。そして少し食べ物をもらえたら、他には何がいるんだろう。
私が見つけた素敵なもの、鍵をあけておきますから、次はあなたがここに来てください。
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