作家って、自分自身が作品(マンガ)みたいなところがありますけども・・
【姑・百万部作家、嫁・百円ライター】・・・
とは、ヘモい嫁視点から、漫画的な姑さんを描こうとしたエッセイまんが企画。
「それ、いいね、絵は他のプロに頼みましょう」と編集者さんと盛り上がりましたが、
みつはしさん当人は「ええ~」。
まあ、逆に考えたらいやかも…。いやか…。
というわけで、上はお蔵入りになったボツ絵コンテでした。
作家は常日頃からじーと何かを観察していますが、
自分が嫁いできた式の瞬間から、その、「見ている所」も「見る力」も尋常でないことに気付きました。えらい所に来てしまったなと、
私はそうした姿をじーと見つめ返してきたような、その実、なにも見てこなかったような気がします。
そんな作家に見えるのは、夜更けに降りてくる、小さな女の子。
サリーと別れたチッチは、「私は元気よ、元気よ」と、その後も、作者の筆先に、おりてくるのだそうです。
それをそうっと掬いあげ、えんぴつで描きとめた、144ページのスケッチ詩集ができました。
小さな恋のものがたりスケッチ集
【チッチのひとりごと】
学研パブリッシング
まだ、最終巻を読めないという読者さんたちにも、ぜひ見ていただきたいチッチの表情がいっぱいです。
いっしょに天から降ってきた詩も書きとめた、ちい恋バイブルのような本になりました。
自分は、嫁としてはあまりにも出来が悪く、編集者としても「アイデア頂戴」と言われながら何一つろくなことができず、過ごしてきた15年間でした。
でも一番つくってみたかったのは、こういう本でした・・
ラフ見て泣けて、ゲラ見て泣けて、
・・といっても作ってくれたのはちかこさんとデザイナーさんですけども!
こういう色みのつけ方は初めてです。新境地を切り開いてくれて、すてきな装丁をしてくださったアーティストHimiKiyonoさん、どうもありがとうございました。
小さな恋のものがたりスケッチ集
【チッチのひとりごと】
学研パブリッシング
こちらはキンドル版(電子書籍)です。
【テレビ出演のおしらせ】
◆
8月28日(金) NHK総合『報道首都圏』にて、みつはしちかこの特番が組まれます。
タイトルは【チッチと歩んだ女たち(仮)】。19:30~19:55放映(予定)
取材は苦手、ましてやテレビは苦手。一度はご辞退しましたが、「記録としてこういう物を残しておくことも大切」と糟糠の編集者ソノコさんが説得されました。
みずからファングッズを並べて撮影するディレクターさん。
新幹線焼身事件や箱根噴火などが重なり、東奔西走されるなか、4時間もかけてていねいに取材されました。テレビマンて大変ですね><
長年のファンの方々、編集さんなども登場する、たぶん最初で最後の記録映像になりそうです。
ありがとうございます。
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