くちびるも全身も喜ぶ口紅、とどきました。

突然ですが、できましたよ。

私はずっとずっとこの日を待っていたのです。

山本屋さんの口紅が完成し、うちの小さなサロンに届く日を。

山本屋とは勝手に私があだ名しているのですが、
正式名称は、手作りオーガニックコスメの伝道師・山本由紀ちゃん謹製の・・

【生命の樹と真珠の口紅】
モリンガシードオイルと真珠粉入り

私は山本由紀ちゃんに手作りコスメを習い、いろいろ考えさせられることがあったので、こんな記事を書いたことがあります。
【女は生涯で50本の口紅を食べる】

何十本も「食べてしまう」なら、どうせなら「食べられる」ものを食べたいのに、

ちまたで売られている口紅は、つけて数時間すれば、くちびるがヒリヒリしたりムズムズするものばかり。食べる以前のもんだい。

20代ならともかく、アラフィーの坂も見えてきたオバサンは、これ以上、むだに皮膚を傷めている時間はないのです。
だから、口紅なんてもう一生塗らなくていいんだ。と思って、ロゴナの色つきグロスあたりをいじる数年間でしたが、

グロスの弱点って･･･
●＝この部分を「着色成分」とします。　
〇＝この部分を「その他の部分」（保湿とかねばり成分）とします。

すると、グロスってどうしても、●●○●〇〇●●●〇● みたいな？
　
発色部分と、その他の部分の、まざり具合が不均衡だったり、ムラがあったりして、ちょっとしたストレスがかかりません？　オーガニックって、得てしてそういう･･･。
いくら安全だ　とか言ったって･･･

もうめんどくさーい

私なんか居職なんだから、もうくちびるに色すら、ついてなくていいんだわ。

そう思って開き直って暮らすと、今度はフラメンコ仲間や整体の先生に
「か、かなり、すっぴんだね」
「起きてそのまま、来たの？」とか言われたりして。

やっぱりめんどくさーい

おまけに最近、念願がかなってジュニア小説の本を書く仕事をいただいて。
十代らしいときめきを(思い出して)、きちんと書きたいなと思うのです。
そうしたら、やっぱり必要でした、お化粧とか、スカートとか。ちゃんと気分を上げるものが。

すると、やっぱり山本屋の口紅の出番です。

口紅らしい、たのもしい固形の感触は保ちながら、塗るとやわらかく、クリーミィで。
火をともしたロウソクみたいに、あたたかみがあり。
軽いというか、もはやくちびると一体化して、塗ったことを忘れるのに、ずっと潤って、皮もむけないのです

昨年、由紀ちゃんに教わって、２本を手づくりしてみてから、いろんな皮膚部分に塗り、お皿に塗り、他人にも塗り（猫にも食べられ）てみて、質のよさは本当に実感。

それが、市販品として売り出されると聞いて、「同じ成分でつくるの？」と尋ねたら－－

石油系界面活性剤・鉱物油・タール色素・香料・保存料・防腐剤など、ケミカル合成ものは、もちろん不使用ながら、
これまで天然の防腐剤として使っていたローズマリーオイルのかわり、モリンガシードオイルと、真珠パウダーを使用されたそうです。

モリンガってなに？

モリンガツリー＝「奇跡の木」とよばれるゆえんは、「地球上に存在する植物の中で最も栄養価が高い植物」と研究者たちが賞賛する、その有用性。

そして真珠粉。これは･･クレオパトラに楊貴妃、日本では邪馬台国のイヨさんも御用達の、美女パウダー。
血行促進や保湿、美白、抗酸化作用･･･効果は、美容好きの皆さんのほうがごぞんじと思います。

この真珠パウダーが、タール系色素などを使わなくても、独自の、きれいな発色を助ける役目をしているそうです。
そして、もっともありがたいことは、全身に使えること。
（あくまで私の、個人的な使用法です）

発色の絶妙なチューリップピンク、オレンジコーラルあたりは、
①ささくれが痛む時、手がかさつく時に、ちょっとしたハンドクリームとして、サッと伸ばせるし（スティック状はべんり＾＾）、
②夜、軽めにかかとに塗ると、次の日、おもしろいツルツル具合になります。
そして、
③アイカラー、ほお紅、としてお顏すべてに使えます（①～③はすべて個人的所見です）
④昼間だけでなく、ナイト・リップとして寝る前に塗ると、翌日しっとり。

ほおにも使用。薄づきなので、じかにぐ
りぐり塗れます。美容液のようなもので、私は塗っていて頬のシミが薄くなってきた気がしますよ（当人比）。