最近、パワースポットに異議をとなえる本を作り、ずっと神社などのことを考え続けていたせいか、変な夢を見ました。
森を歩いていたら、山伏?天狗?みたいなオッサンが、いきなり ドヤ顔であらわれた。
すっごい赤ら顔で髪もじゃもじゃ。
私の夢はいつもフルカラーですが、オッサンは、加齢臭とカビと酒がMIXしたような何ともいえない饐えた匂いまでするんです。腰には、ひょうたんをつけています。酔っ払い?
不思議と怖くなかったけど、そのオッサン、上から目線で挑んできました。
「おまえ、心や体以外に、魂というものはあると思うか!」
「はあ…? (誰?)あると、思いますけど」
「なら魂は、おまえのどこに宿るか!」
「どこって、全体にぼわっと…」
「そういうぼわっとした答えではない。足のウラか! 膝小僧か!」
声が異常に大きいし、恫喝されてるみたいなんですよ。何なの この人。
「ええと、強いて言うなら、頭、ですか」
「だろ!!!」
オッサン、くわっと目を開いて、顔を近づけてきました。ひえー臭い。気持ち悪い。
「魂は神。大事な神魂が宿る頭とは、いうなれば神棚だ。しかし御身はその神棚を汚してばかり」
御身?おんみって言った? 神棚? ほんとにあなた何者?
しかも、「汚してばかりって…」。私は憮然と言い返しました。
「汚しているだろうが! 心配事!繰り言!不平事!恐れ悲しみ!人を羨み身を嘆き!! 御身の神棚は、汚物と腐臭にまみれている」
なんかもっと文語的な言い回しだったと思うけど、そんなこと言うんですよ。汚物臭いあんたに言われたくないよ。
しかしまあ、良くない考えで頭が汚れていると言われれば、そんなこともあるかもしれない。
「じゃあ、どうしたらいいんですか…」
急に、心細くなって聞きました。
「神棚と言っただろう! うちの神棚はどうする? 手入れして清めるだろう! なら頭の清めはどうする」
「良いことを考える? 前向き思考で満たす?」
「ハズレ」
オッサン、持っていた棒? で地面をドーンと叩きました。やっぱ、いちいちハラ立つわ。
「清めるは容易なり! 埃を払い汚物をなくすのみ。汚物をなくすこと、これ空、禅、瞑想、さまざまに先達の言葉あり」
ポカーン(・・)。
そうしたら、急にオッサンの頭だけが、グワーーーンと急に大きくなって、畳くらいの大きさになったんですよ。キャー。
キャー。
私は飛んで逃げて、目が覚めました。
◆
なるほど、空、禅、瞑想……はともかく、最近、頭をからっぽにするという事を、全くやっていなかったように思います。
それが、神棚を汚しっぱなし?ということなのか。それが本当なら、ここに運気は入ってこないよね。ウンコだよね。
っていうか、
オッサン、あんた誰なんだ。
幼いころ繰り返し読んだこの人にも似ていた気がする。—–
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