スタッフの青木ポンチです。
1/26に開かれた「わら」船越康弘さん出版講演会のPRを兼ねて、12~1月にかけて地元の新宿~代々木上原~下北沢界隈の自然食レストランをひとり食べ歩き行脚しました。
世間のグルメ派には、自然食に以下のような負のイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。
●(肉魚が少ないわりには)値段が高い
●量が少ない
●味気ない、ボソボソしている
…たしかに、これらのイメージが間違っているとは断言できません。でもマズいとしたら、船越さん流に言えば「自然食のルールに縛られた、おいしさ二の次の“不自然食”」のワナに陥っているからかもしれません。
今回の食べ歩きでは、行く店行く店、どこもおいしかったです。今のご時世、「体に良ければ少々まずくても我慢」では、儲かるはずがありませんよね(ただ1軒、京王線S塚駅の○○食堂は、不思議なほどおいしくなかった…)。
独断でおいしかった順に5軒、ご紹介します。
5)ル・シャレ(代々木上原)
“天然酵母パンの聖地。ひっきりなしに巡礼客が”
天然酵母パンの老舗「ルヴァン」併設の、山小屋ふうカフェ。自然食品店でよくある「固くて酸っぱいパン」はちょい敬遠していたのですが…ふむ、香ばしくて食べごたえあり! 渋谷区ではまず見かけないような、女性スタッフの山(小屋)ガールふうのたたずまいも魅力です。
スープとパンのセット 840円
4)ありしあ(下北沢)
“ストイックを極めた、重要文化財的ザ・自然食堂”
カウンターのみの店内は、昼食帯でなかったためか、客は僕だけで店員も無言の行…静まり返った「いかにも昔気質の自然食」店内に、僕の期待値は下がり気味。定食が高めなのでドライカレーにしたところ、やや、スパイシーなもちもち玄米が、クセになりそうにンマ~イ! 店の真価は見かけではわからないものですね。
ドライカレー 800円くらい
3)農民カフェ(下北沢)
“イマドキの若者によるソトコトふう古民家リノベーション”
古民家好きの若者が立ち上げた店内は、全席が農家的ファンタジーにあふれ、ほっこり感は上々。料理はやや深みに欠けるものの、ていねいなこしらえは好感です。店構えだけで来る価値あり、いろんな席に座ってくつろぎたくなります。
農民膳 1200円(梅干しが秀逸)
2)かまいキッチン(下北沢)
“オリジナルすぎる民族越境・コミュニティ食堂”
「日本料理とフィリピン料理のコラボ」というところから謎ですが、子連れスペースや図書コーナーも充実と、地域のママコミュニティーの集いの場となっている模様。菜食ではなく肉魚もそろった定食は、全メニューを食べ比べたくなる吸引力あり。
サンマのギナタアン(?)定食 950円
1)ミルクランド(新宿)
“雑居ビルの奥地にたたずむ、ボリューム系自然食堂の老舗”
お昼時に行ったためか、昔の定食屋ふう店内は満員で、見知らぬ自然食愛好家同士が相席でひしめいています。店員のたたずまいもオーガニックというより、大衆食堂の中年夫婦風情。なにより、自然食とは思えぬガツメシ系のボリュームに頬がゆるみます。店名になっているように、自然食系の店ではめずらしく「牛乳」を売りにしています。
おかわり自由の、本日の定食 900円
【スペシャル☆】
講演会の打上げをした「湯島食堂」は、ややお高いながらも、行くたびに発見のある繁盛店。「ミラクルランチ」の名前に違わず、ひと工夫ふた工夫あるメニューは、皿からエネルギーが溢れています。店主・本道さんと密な語らいも楽しめます。
ミラクルランチ 1800円
今月は、地元・代々木上原の「からんころん食堂」と、表参道の人気店「たまなキッチン」を訪問予定、楽しみ!…食べてばかりでなく、合間に仕事もしていますよー。—–
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