1.8流作家・ライター会のもよう

スタッフの青木ポンチです。

10日に微熟女が主催した「1.8流作家・ライター交流ランチ会」、ぼくも参加しました。

主賓は、ナニワから江戸へはるばるお越しの“カワイコちゃんライター”こと灰谷幸さん。

神崎桃子さんのブログより拝借↑↓

予想通り、数々の仕込みで、その場の笑いを全部もっていったハイタニさん。

あおくび大根作者＆漫画家　はじめさんも、ハンコ版画で対抗！？　猫四十八手がイカします。

そして微熟女の友人、脚本家Ｍさんによる“２時間テレビドラマ業界”話に皆さんくぎ付け。

ギャラの話から、仕事の取り方、サスペンスのトリックづくりの苦労……ここだけの話が満載で、とても勉強になりました。

さて、今回の余興として微熟女がご用意したのが「本の交換会」。彼女はBOOK合コン以来、味をしめているようです。

今回は“二度読むほどではないが、ネタとして人に読んでみてほしい古本”というテーマ。抽選のあと、それぞれが本の紹介をしました。さあ、どんな“いやげ物”が飛び出したか。

みごとに趣味趣向がばらけました（50音順）。

●『イニシエーション・ラブ』乾くるみ

「必ず二回読みたくなる小説」と謳い文句の恋愛ミステリー。
合コンで知り合った二人が、会社の転勤により遠距離恋愛となり、関係に隙間が生じ…。おもちになった方は、「くやしいけれど仕掛けがあって、２回読まされた」そうです。

●『オケ老人！』荒木源

老人ばかりのアマチュア楽団に、実力派の高校教師が間違って入団し…。タイトルからして、三谷幸喜さんあたりが映画化しそう。おもちになった脚本家Ｍさんもその野望がおありだったとか。

●『カッコカワイイ宣言！』地獄のミサワ

いま話題の漫画家「地獄のミサワ」により、ジャンプスクエア連載中。“イラつく”新感覚ギャグ漫画。本人のブログ「女に惚れさす名言集」もいいイラつき具合です。

●『短篇集―少々官能的に』林真理子

林真理子さんが描く６つの官能ストーリー。不倫相手へのちょっとしたお仕置きに、前夜使用した「野菜」で料理する女性。
お持ちになった方の説明を聞いて、「ねぎが…」「ねぎが…」と皆さん絶句。

●『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン

微熟女持参。『このミステリーがすごい！』『週刊文春ミステリーベスト10』『ミステリが読みたい！』海外部門三冠をとった話題作。
さえない中年作家が、連続殺人犯から獄中手記を依頼され、取材するうちに恐ろしい事件に…。アメリカの出版事情や、辛辣な作家論、劇中劇として「ふだん絶対よまなさそうな」ヴァンパイヤ小説などが読めるのもお得だそうです。