のこされた動物達~死んでも「待ってます」

微熟女です。

今、何かとアメーバブログ界をお騒がせしているこのブログ。
訴訟だの、物騒なことになっていますが、私にとっては「カルテル是正文化ブログ」ともいうべき存在で、多方面のご海容を乞いたいところですが…

そのブログにて紹介されていたのが「うちのとらまる」

ふにふにファニーなペットブログかなと思ったら、

誰でもモテ文章が書ける! 現役コラムニストが贈る 物書き術1000
(c)太田康介

フリーカメラマン・太田康介氏が、福島原発の20キロ圏内で撮影した、弱りきった動物たちの姿が…。

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ボランティアの人がくれる餌を必死で食べる。運悪くありつけなかった子は死んでゆく。

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誰もいない道をヨロヨロと彷徨しつづけるダチョウは、恐らく行政にて殺処分されるでしょう。

悲壮感一辺倒ではなく、たまさかボケをかまされ、気持ちの処理ができる温かいブログに構成されているのが救いです。徳のある方なのだな…

私は、愛猫家を標榜しながらも、今春にフライデーで特集された、原発危険区域の動物たちの姿があまりにむごく、その手の物を見られなくなっていました。

でも、この冬を越せない大勢の子が、こういう無残な姿になってしまうでしょう。

「原子力正しい理解で豊かな暮らし」

誰もいない家で息絶えたワンちゃんたち

頭蓋骨だけになったネコちゃん

待っていたよ、待っていたよ と、何度も写真に添えられるメッセージ。

私は先日、原因不明の嘔吐の止まらないパー猫を抱いて病院へ日参しましたが、子ナシで猫歴10ウン年になると、もう子どもと同じなんですよね…。

何度見ても、上のネコの死骸にかかったピンクの首輪が、うちの子と同じに見えます。

うちの子が待っているのに、助けにいかなくていいのか。

しかし自分には“ニン活”というミッションがあるので、これ以上のボランティア、しかも原発20km圏内で子宮被爆する勇気がないのです。勝手です。

そして震災以降、書きたい作品があるので仕事の手を抜きたくない。エンターテイメントのプロになりたいので踊る足も止めたくない。時間がない、ない。

せめて節電、節肉、節見栄するから…とモゴモゴと言い訳してますが、

これは、原発の警戒区域で動物ボランティアなさっている方の、赤裸々な胸の内。

命をわけてあげている方の前では、何を言っても上滑りです。

震災についての記事や作品もろくに書けず、「経済を回そう」だなんて、ライターとして(私は)とてもセコイ。

セコイ私ができるのはこうやって、人様のブログや本をご紹介することだけですが…

のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録/太田康介

¥1,365
↑アフィリを踏みたくない方は、検索してくださいね。

ちょっと動物にも愛情をわけてやってもいいかなという方は、どうかこの本を買って、印税カンパしてあげてください。

胸にせまるお写真がいっぱいです。

たかが動物に金をかけている場合か…というお上の“総意”は仕方ないけれど、かつては皆、パパとママに愛された子、一個の子どものような存在だったのです。

一度人間に飼われたペットは、そう簡単に、身も心も野良化しないと太田さんは言います。

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おとうさん おかあさんを、待ってる。

だけどもう、この冬が限界。

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