こんにちは、微熟女です。
連休中も地味に仕事をしていたポンチ君が「あわわ、今日までだった」と騒ぎ出したので、一緒に駆け込んでまいりました。
生誕100年 岡本太郎展。
岡本太郎氏の何がすごいか、については私の1000倍能弁な方が1000万人以上いらっしゃると思うので余計な説明はなし、
こちらをどうぞ。
「岡本太郎は縄文土器をみて立体にめざめたのかー」とか、
「岡本太郎もすごいけど、岡本敏子氏のマネージングっぷりもすごいなあー」とか、
「岡本ファンってこんなにいたのかー(グッズ売れ放題)」とか、
いろいろ発見がありましたが、とくに会場の演出……7つの「対決」というコンセプトで区切られ、独自のPOP空間になっているとポンチ君はご機嫌。美術展って主催人のセンスが問われるのだなあ……と、突きつけてくる太郎展なのでした。
「ピカソとの対決」「きれいな芸術との対決」「わびさびとの対決」「戦争との対決」とか、やたらこの人は色んなものと対決されていたようですが、
そういえば生前は「テレビで変なパフォーマンスばかりしている困ったオジサン」みたいな扱いも多かったじゃないですか。
なのに、いつの間にこんな再評価されたのでしょう。と思えば、秘書の岡本敏子氏の手腕はやっぱり只モノではないと思います。
著作において、彼の口述筆記を大方まとめてくれたのも敏子氏。おかげでユニークな岡本語録の数々を拝めます。
会場でも、私はつい語録にばかり目がいってしまうのですが、「不動のものが価値だというのは自分を守りたい本能からくる錯覚に過ぎないんだ」みたいな、カーネギ-もドラッカーもびっくりの金言の宝庫です。誰でもモテ文章が書けるようになりそうです。ここに居ると。
そんな岡本語録を、一人1通ずつ引いて帰ることができます↓
当たるとうわさの岡本太郎おみくじ。
左が、無難な仕事人生に埋没しそうで危険な賭けといえば結婚しかしたことのない(ご免!)ポンチ君のもの、
右が人の評価ばかり気にしてチキンな言動しかとれない私のもの。
「それぞれに、必要な言葉を、ちゃんとくれるんだねえ」と感心しているポンチ君。私のこれからの生涯は「評価なんて、何だそれは!」と叫んで死ねる事に捧げたいと思います。
ほんとうに面白い美術展なので、ちょっとお暇な東京近郊の方は、ぜひ爆発しに行ってください
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